突板の美しさ  ーSLICED VENEER FURNITUREー

2018.04.24

 

何十年とその繊細な美しさを失わない。
一流メーカーが突板を選択する理由。

私たちが扱う家具ブランドの中で突板を永く愛するメーカーがあります。

アルフレックスやカンディハウスといった一流家具メーカーは、今でも突板を使用したテーブルや収納家具が主流となっています。
その理由として、長所である反らない、割れない、歪まないと言う特徴があり、また細かなディティールの表現にも長けており、それらを生かした家具のデザインが主となり、用いられる事が多くあります。

セイコーヴィーバスのショールームでは、現在1950年代の北欧家具をリペアしたヴィンテージ家具をご覧頂けます。
そのほとんどがチーク材の突板で出来ており、年数と共に木目の色の濃い部分は薄くなり、薄い部分は濃くなっていくことで色の差異が縮まり、年月と共に美しさを増していくのです。

現在、突板に主に使用されている素材のチーク材は希少価値とされて高価な素材です。
整然と選び抜かれた杢目は、美しいディティールによってさらに深みと風格を与えます。

自然の産物である木材は作り手の意図と職人の手が加わる事によって、より美しい家具へと生まれ変わるのです。

 

 

何工程も人の手が加わってできる確かなもの。  

「突板」と言う言葉は普段あまり馴染みが無いかもしれません。

建築、インテリアなどでは一般的に良く使われる天然素材で、一枚の板から同じ模様の板を何枚も作ることが出来るエコな姿勢を持ったものでもあります。
一本の丸太から作られる突板は、原木の厚さにもよりますが、採り方によっては1000枚から2000枚以上採ることが可能です。

木は生き物です。
自然が育てるものですから同色、同柄の木を入手する事や、一本の木から同じ柄を入手する事はそう簡単ではありません。
しかし板を丁重にスライスする事で、ほぼ似た柄を多く製造できるのが突板の特徴でもあります。
無垢板にはもちろんその価値がありますが、最も違う点は表面材としての意匠性を求めるところに有ります。

突板の中には希少性の高い美しい木目を持つ銘木と呼ばれている物もあります。
何故なら突板の材料となる原木には一定の条件が求められるからです。

それは、
①幹が太い事。少なくとも50cm以上。
②2~4mの直通材が得られること。
③色艶が良く、木目が素直な事。
④杢の模様が良い事。
⑤節やくされが無い事。
などがあげられます。

原木選びから何工程も人の手が加わり、使い手を満足させる素材に生まれ変わっていく…。
突板であるが故に落ち着いた美しい風格を持つ家具。

是非、実際に使って頂くことで突板の魅力を肌で感じて頂きたいものです。

 

▽突板を使用した家具たち

突板の美しさ
MEDUSA / ダイニングテーブル / ホワイトオーク突板 / ¥201,000~
チェストL / ヴィンテージ家具 / チーク材突板 / ¥132,000
ネストテーブル / ヴィンテージ家具 / チーク材突板 / ¥93,000

 

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滋賀のインテリアショップ SEIKO Vee-Vas(セイコーヴィーバス)
Works / 家具・造作家具・オーダーキッチン・オーダーカーテン・照明・雑貨
Access / 滋賀県彦根市稲枝町386-6
Open / 10:00 - 18:00
定休日 / 毎週火曜日・第2水曜日

 

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