SHIGA CHAIRのスタート地点 広葉樹の森へ

2017.11.20

現在セイコーヴィーバスにて展示・販売をしております、滋賀県の木材で作った「SHIGA CHAIR」。
その材料として使われている、コナラ材の伐採地見学会に参加しました。

場所は、滋賀県の東近江市永源寺の広葉樹の森。
見学会の日は天候も良く、森は紅葉し、空気は澄み切っていてとても気持ちがよかったです!

広葉樹の森の中で、今滋賀の森が抱えている問題や、東近江市の森づくりについて永源寺森林組合の方からお話をお聞きしました。

現在東近江市では、森林を活用しやすくゾーニングし、地域に合った樹種を苗木として植栽するなどの取り組みがなされています。
自然の循環を考えながら森をつくり活用することが、滋賀の森を守ることにつながります。

多くの家庭で薪を使っていた時代は、森林は薪として活用され需要と供給のバランスが保たれていましたが、燃料はガスに切り替わり従来よりも薪の需要が減っていきました。

森の循環が止まり、利用されずそのまま高齢になったコナラ材は、近年問題になっているナラ枯れの被害に合いやすいのだそうです。
そういったコナラ材を有意義に活用し、かたちとなったのが「SHIGA CHAIR」です。

 

コナラの木の伐採の様子を見させていただきました。
細めのコナラとはいえ、目の前で見る伐採の様子は迫力がありました!

コナラは他の樹種に比べて硬く強度があるので、この太さを伐るのも一苦労です。

コナラ材の一部をいただきました。生まれたてのコースターです!
断面はとても綺麗で、生木の良い香りからは木材の命を感じました。

「SHIGA CHAIR」には、木の伐採から椅子になり、使う人のところに届くまでたくさんのプロセスがあります。
そのプロセスに関わる、木を伐る人、木を板にする人、椅子を考える人、椅子を作る人、椅子を売る人、椅子を使う人、みんなで作っていくプロジェクトが「SHIGA CHAIR PROJECT」です。

今日参加した見学会には、「SHIGA CHAIR」のプロセスに関わる人が多く集まりました。
セイコーヴィーバスは「椅子を売る人」として、販売店として、実際に滋賀の森に触れ、体感できたことを嬉しく思います。

そんなプロセスを考えながら座る「SHIGA CHAIR」からは、地域と人のつながりや自然の力を感じていただけるのではないかと思います。

 

サイズ:W579 D532 H710 SH411
材質:滋賀県産コナラ材
仕上げ:ウレタン塗装
販売価格:¥79,000+tax
現在受注生産のため納期が2か月ほどかかります。

 

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滋賀のインテリアショップ SEIKO Vee-Vas(セイコーヴィーバス)
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